相川みつぐ

線の持つプリミティブな力を引き出し、図形を構成要素として、寓話的な世界を描く。 印象的な図形で表現された自然と、それと対照的なモチーフが織りなす情景は、まるで物語。過去から未来へと連綿と続く普遍的なイメージを通して、人間と自然との関係性を深く探求している。 規則性のある力強い背景と、優しくなめらかなモチーフの絶妙なバランスが魅力。特徴的な森の表現は、全体像と細部のタッチ、色彩の使用によって奥行きのある独特な世界観を創出する。

【経歴】
1976年生まれ、 札幌市在住。北海道造形デザイン専門学校卒業。2008年より活動をスタート。白老町/飛生で毎年開催されている飛生芸術祭のヴィジュアルを担当。個展、シルキォプロジェクト、geso portraito、ストペロピンクス、春をテーマにしたグループ展『はるうらら』、野外音楽フェス等でのライブペイントなどのアーティスト活動の他、店舗や商業施設等の壁画制作、オーダー作品の制作、本の装画など幅広く活躍している。

 

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・キャプション

作品タイトル:Time tunnel
制作年:2025