Ayoro Laboratoryとして活動をはじめてから10年の月日が経ちました。あの日から今日まで、何が変わって、何が変わらなかったのだろう。過ぎゆく日々のなかで多くのことが変化し、自ずと活動のあり方も変わってきました。 こぼれ落ちそうになる記憶の一つ一つを拾い上げ、今を忘れず、いつかどこかで誰かにつながってほしい。そんな思いから飛生の森で始めたlab in the forestも、今年で７年目を迎えました。 labでは、普段の活動のなかで得てきたモノや記憶をアーカイブする試みをしています。自分たちのための蓄積ですが、かつての人の痕跡に触れることによって私たちが遙かなる歴史の一部であることを感じられるように、いつかまだ見ぬ誰かのためのアーカイブでもあります。飛生芸術祭の期間だけlabを公開します。ぜひお越しください。

さて、これからも目まぐるしく過ぎる日々とともに、朽ちゆくlabや身の回りにある風景は変わっていくことでしょう。でも、変わらないこともきっとあるはずです。そんな変わらないものも見つめていきたい。 そして、そのときも私たちは変わらずに歩き続けていることでしょう。