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飛生芸術祭 2019開催のご挨拶

2018年9月6日に起きた北海道胆振東部地震は、飛生芸術祭10周年の開催2日前に発生し、2009年の開催以来、初めて中止の判断をしました。  

地震発生後すぐに電気、水道、エネルギー源、交通、電波通信など様々なライフラインが途絶え、現場に残る食糧にも限りがありました。インフラがいつ復旧する分からない状況の中で余震は続き、飛生から近い町である厚真町や安平町での被害状況を電池式ラジオで気にしながらも、私たちは飛生にて0歳から70代までのスタッフやその家族、準備の為に滞在していた参加アーティストたちとの協働・共生の日々を送りました。 

2018年は飛生芸術祭10周年でもあり、私たちは初めて白老町内商店街を舞台とした、同時開催企画に挑戦しました。この商店街でのプログラムは住民の方々と共にしっかり準備してきたこと、飛生に比べ商店街はインフラ復旧が早かったこと、安全が確保されることが判断出来、幾つかの企画は延期開催としたものの商店街同時開催を実施しました。 
全てのプログラムを中止とする判断は当然ありましたが、商店街の方々との意見交換の中で、やるべきだという後押しや期待感を沢山いただき、勇気を持って実施を決めることが出来ました。地震直後の静まりかえった商店街に町内外から人々が訪れ回遊する光景は、町に1つの光を差したようにも感じられ、開催出来たことは本当に良かったと心から思いました。 

地震が落ち着いた後、12月には大地震の前日に発生した台風によって倒れてしまった森の象徴的な木を起こす作業もあり、協働の時間の中でスタッフや支援者たちと幾度も意見交換をし、2019年に再び開催できることを考えてきました。
 

年一度の村開きでもある「飛生芸術祭 / TOBIU CAMP」は2019年9月7日より開催致します。こうして皆様へ開催を発表できることを、スタッフ一同大変嬉しく、またありがたく感じております。この3月末より始まる9年目の「飛生の森づくりプロジェクト」の様子や今後発表する実施プログラムなど、公式WEBやSNSで発表していきますで、楽しみにしていてください。

9月、飛生の森や白老町商店街で皆様とお会いできることを心待ちにしております。 


飛生芸術祭スタッフ一同

Illustration: Saki Takihara
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ダンスカンパニーOrganWorksによるダンス公演 飛生芸術祭「町の屋根」  

ダンスカンパニーOrganWorksによるダンス公演 
飛生芸術祭「町の屋根」   

たくさんの方にご来場いただき、たくさんの拍手の中で無事に終演いたしました。 
誠にありがとうございました。     

この作品は昨年度に引き続き、近隣住民の皆さんにお話を聞いて創り上げた作品です。 
昨年は「まちについて」の作品でしたが、今年は「家」「家族」がテーマとなりました。     


『同じ形の屋根があっても
     中の様子は全然違う
        屋根の色では解らない』     


『過ぎ去っていった事は当然のように過ぎ去ったまま
    永遠はいつも過去の中に
      屋根の下には生活があって
        屋根の数を飛行機が数えてく』
                 (劇中の台詞より)     


人の人生に触れるということは大変デリケートな作業となります。 
今回は特に、家族のお話ということで、踏み込んだお話をたくさん聞けました。   


人が生きるうえでは、楽しいことだけではなくいろいろなことがあります。 
大切な人との別れ、家族だからこそ生まれる悩み、自分のルーツについて。   

誰かの人生を肯定も否定もせず、俯瞰して物語に落とし込む行為。 白老町という人口17,000人ほどの町で、このようなエンターテイメントとも違う、抽象的な舞台芸術を実施できたというのも奇跡的なことだと思います。       



この後もまだまだ飛生芸術祭は続きます。 
明日には幻のお菓子をテーマに、白老町の賑やかな時代を振り返る朗読劇「雁月☆泡雪」 地域で様々な夜学を実施する「トビウ小7年2組」 TOBIU CAMPの時とは違い、ゆっくりとした時間が流れる「飛生の森の展覧会」 その他にもローズマリーノ、haku hostel +cafe bar、休養林、仙台藩白老元陣屋資料館で展覧会があります。   


詳しくはこちらをご覧ください。 


photograph yixtape
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