山下圭介

展示場所
飛生の森(常設)

美術家。1987年香川県生まれ。2016年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。2020年に北海道に移住後、江別市を拠点に制作活動を行っている。
日常における物と物の「間」や物の「余白」、「背景」など目で捉えることのできない事柄をモチーフに木、土、金属など用いて彫刻、絵画、インスタレーションなどの作品を制作している。

MESSAGE
初めて飛生の森に訪れた際、初めて訪れた場所にも関わらず、どこか懐かしく温かみのある場所のように感じました。その後、森づくりのメンバーとして飛生の森に何度も足を運ぶことで「ああ、ここは人と森が共存しているんだな」と気付き、次第に自宅に帰っても木々のざわめきや一緒に作業をした子ども達の声が、目を閉じるだけで聞こえるようになりました。
昨年に引き続き、「飛生の森を持ち帰る」というテーマで作品を設置しています。飛生に関わった人にとって、思い描く森のイメージは異なると思いますが、作品を通して森を思い出すきっかけになってもらえれば嬉しいです。