シヌイェ アイヌ女性の入墨を巡るプロジェクト

町内同時開催
大町商店街エリア
会 場
空きテナント(創作一心 跡地)
白老町大町3丁目4-11
※白老郵便局となり / JR白老駅より太平洋側へ徒歩3分
会 期
9月11日(金)~9月22日(火祝)
時 間
10:00〜16:00
料 金
無料

シヌイェ アイヌ女性の入墨を巡るプロジェクト

アイヌの女性は「シヌイェ(またはパーナイ)」と呼ばれる伝統的な入墨を口元や手元、地域によっては眉間に施していました。しかしながら、明治期に開拓使からシヌイェは禁止され、現在でもその禁止令は明確には廃止されていません。そのため今日シヌイェは、イベントや儀礼の際にペイントとして施されるのみとなっています。このままではシヌイェ文化は消滅してしまいます。

そこで私は、これまでアイヌが主体となり研究・調査されることがほぼ無かったシヌイェの歴史や実態、関する文化、生活についての調査を開始しました。

また、私はシヌイェの中にアイヌ女性の持つ固有の美しさを見出し、それを探求したいと思うようになりました。その実践として、文献などを参考に伝統的な方法で自らの手にシヌイェを施しています。今回の展示の中には施術風景の写真も扱っています。それは一見するとただ痛みを感じさせる写真にしか見えないかもしれません。しかし、どうして私が自分自身の体を傷付けてまで、まだ掴めていない何かを取り戻そうとしているのか、調査や昔の写真と合わせて見ていただくことで、考えていただくきっかけになればと思っています。

マユンキキ

 

●アーティスト / プロフィール:

池田 宏
1981年生まれ、佐賀県小城市出身。大阪外国語大学外国語学部スワヒリ語科卒業後、2006年にstudio FOBOS入社。2009年よりフリーランスで活動する。2008年から北海道に住むアイヌの人たちの撮影をはじめ、2019年写真集『AINU』を刊行。

マユンキキ
アイヌの伝統歌を歌う「マレウレウ」のメンバー。マレウレウとして音楽分野だけでなく国内外のアートフェスティバルにパフォーマンス参加多数。マユンキキとしてアイヌ語講師、札幌国際芸術祭(SIAF)2017バンドメンバー(企画チーム)、SIAF2020ではアイヌ文化コーディネーターをつとめる。2018年よりアイヌの伝統的な文身「シヌイェ」の研究を行う。第22回シドニー・ビエンナーレ「NIRIN」に作家として参加。

コーディネーション:細川 麻沙美